齋藤孝著「自分を売る力」

藤田孝一です。最近ニンテンドーDSなどでも能力開発系のソフトがたくさん出ていますが、そのブームの火付け役となったのは百マス計算の陰山英男氏、大人のドリルの川島隆太氏と並んで「声に出して読みたい日本語」シリーズの齋藤孝氏でしょう。

今回、表題の著書を初めて読んだのですが、この本で私は三色ボールペンのテクニックを詳しく知りました。三色ボールペンは赤と青と緑。黒がないのが特徴です。読みたい本のまあ大事と思うところに青の線、凄く大事と思うところに赤の線、面白いと感じたところに緑の線を引く。・・という技です。

青と赤の線で客観的な要約の力を養い、緑の線で主観的な感性の力を養う、というものです。カチカチとボールペンを切り替えると同時に頭の中で主観と客観を切り替える役割を果たします。

実は私は大学入試の共通一次テストで国語の点数が一番低かったのですが、これは主観と客観がごっちゃになってたことが原因です。「○○はどう思ったでしょう?」という設問に、ついつい自分の気持ちで答えちゃう。もし当時に戻ってこのテクニックをマスターしていたら、T大も夢ではなかったかもしれません(笑)

冗談はさておき、大人になってテストがなくなった今でも、三色ボールペンが有効だと思うのは、医療者に求められるコミュニケーション能力「要約力」感性が必要だからです。本を読みながら三色ボールペンでどんどん線を引いているうちにいつの間にかこれらの能力が鍛えられる。大事なトレーニングですね。早速実践してみます。

余談ですが、本文中に「本は二割を読んで内容の八割を理解できるようになろう」ってことが書いてあるんですが、多分齋藤氏の本はほとんど同じことが書かれてあると思うので、それこそ二割読めば十分じゃないかと思ったりもします・・。